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★★★オクムラユウスケLIVE情報!!!★★★9月25日(日)『ヨコチンロックフェスティバル2011』@福岡・VooDooLounge■■■11月4~5日『Anus30H』 @広島・mugen5610
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サンクリストバル・デ・ラスカサスの日本人宿「カサカサ」に来て3日目。
同じドミトリーの長濱くんに「バンド組みませんか!?」と言われ、
同室のケンさんと俺と奥さんの4人でバンドをすることになったのですが・・・
沖縄出身で沖縄三味線を弾く長濱くん以外は誰も楽器を持っていない為、断念。
しかし、話は「おにぎり屋で一儲け」に移行していき・・・
今宵、会社を設立してしまいました(笑)。
会社名は「バーニョ・デ・セルベッサ」。日本語で「便所ビール」。



・・・でしたが、やっぱりそれは食べ物商売なんで・・・
「寿司球(SUSHI BALL)」に落ち着きました。

三味線やら、習字やら、「寿司球」という名のおにぎりやら
いやらしいほどにJAPANを全面に押し出していきますよ~。

公園やソカロでゲリラ販売を展開していく計画。
稼ぎまっせ~。
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11/7

早朝にベンタニーヤを後にした。
次の街「サンクリストバル・デ・ラスカサス」を目指す。

町までのタクシーを待つが・・・来ない。
仕方ないので1キロほど歩く。20㎏以上ある荷物を抱えて・・・
乗り合いタクシーでバス停まで行って、
そこからいくつもの市バスを乗り継ぎ、乗り継ぎ・・・



テワンテペックに到着。
「サンクリストバル・デ・ラスカサス」近郊の町まで行くバスはなんと8時間待ち!
疲れていたので、ボケ~・・・と時間を潰し、
昼飯・夕飯ともに同じタコス屋で食べる。



深夜0時半のバスに乗り5時間・・・のところを猛烈なスピードで爆走して4時間で到着。
そこからタクシーに乗ってようやく「サンクリストバル・デ・ラスカサス」へ!
すでに時刻は朝7時。丸一日移動に費やしたが気分は晴々。
ノッてきたんで、ここからホテルまで2キロ歩く。
ビーチの海抜0地帯から標高2000メートルの街に来たもんだから、ちょっと息苦しい。


日本人宿「カサカサ」へ到着。



メキシコシティの「ペンションアミーゴ」で出会った長濱くんやチャーリーと再会。

さっそく近郊の村へ。
民族衣装着た地元住人による市場が開催されており、
お土産物などの露店が並んでいるが、写真撮影はNG。
「100ペソ払ったら撮ってもいいわよ」だって!いらんわい!!
なんだかなー。胡散臭せーなー。
民族村っつっても、観光地化されてたら「長崎オランダ村」と変わらんもんね。


夕飯は「わかち飯」。



「カサカサ」ではみんなで大量に料理作って、
安く美味しく食べようというシステムで、これは非常に助かります。
今晩の夕飯は「あんかけ焼きそば」。一人5ペソ(=約40円)。安い!!!

いやぁ~・・・また長居しちゃいそうですね~。
ベンタニーヤはほんとに小さい村である。



村の住人はほとんど親戚らしい。

近距離の移動手段も馬。


ちなみにこれがトイレ。
ペドロ曰く"エコロジー”だそうだ。


玄関にはドアもない。カーテン一枚のみ。
当然ATMなんてあるはずもなく、
早朝から奥さんは一人で近くの町までお金を下ろしに出掛けた。
俺はその間、ご飯炊いたり、洗濯したり。

帰りが遅いんで心配してたら、奥さんが帰ってきた。
話を聞くと帰りのタクシーで寝過ごしてしまい
隣町まで行ってしまって、そこから歩いて帰ってきたそうな。
そして、なんとそこでサンホセで出会ったヒッピーの若者たちと
再会したんだそうな!! そんな偶然ってあるだろうか!
人の縁って本当に不思議ね。



お昼は雑炊食べて、残りのご飯で塩おにぎり作った。
宿主・ペドロの五女「メラ」が雑炊を気に入っていっぱい食べてた。



ペドロ夫妻にも塩おにぎりをおすそ分けしたら
「メ グスト!(私、好き!)」ってバクバク食べて
作り方教えてって言われた。(塩で握るだけなのだが・・・)
お礼にココナッツジュースをいただく。



南国といえばコレ!!!TVでしか見たことないアノ飲み物!感激っす。

食後に「メラ」とママゴトしたりして遊んでたら
急に大人しくなって「ノビオ」と何度も言う。
様子がおかしいので「ノビオ」を辞書で調べたら「恋人」って意味だった。
どうやら俺は4歳の「メラ」に告白されたらしい(笑)。
「不倫」という言葉は辞書には載っていなかった。



そんなこんなで、今日も海で泳いで、獲れたての魚食べて、
ビーチを満喫するのでありました。



朝4時半頃、昨夜のヒッピー4人組の寝床へ向かう。
彼らはグアダラハラからヒッチハイクで旅していて
もっぱらテント生活らしい。



一人用の小さいテントに4人が団子状態でワイワイ騒いでいた。
我々もテントの中に入るとギュウギュウだが、
外は極寒なんであったかい(・・・けど男臭い)。

日の出の時刻まで日本のアニメや怪談話で盛り上がる。
奥さんが「犬鳴峠」の怪談話を英語で解説すると
「OH~!」と怖がっていた。
なんだか中学生の修学旅行みたいだ。



日が昇ると彼らは自分の崇拝する神の話をしてくれた。
ドレッドヘアーの「カスコ」が地面に落ちていた1ペソコインを見つけた。
「それは大地の神の仕業だよ」と言うと
「ウヒョヒョー!」と喜んだ。可愛いやつだ。



彼らは友好の印にいろいろプレゼントをくれた。
ラップが得意な「シュレック」は手製のリストバンド、
「カスコ」はジャグリングを教えてくれて
エテルは崇拝するキノコの女神とジョンレノンの写真をくれた。

「向こうにきれいな川があるはずだから行こうぜ!」てことになり
山道を下り、川まで行くとほとんど水は干上がっていた。
「もっとたくさん水が流れていると思ったのに・・・」
と落胆する4人。





さらに山奥へ進み、そこでまたお互いの文化や神について話す。
途中で何故か「聖闘士星矢」の話題になる。
聖闘士星矢はメキシコでは「cabalevos delzodiaco」というらしい。

「俺たちと一緒にヒッチハイクで旅をしないか?」と誘ってくれたが
さすがに6人じゃ誰も乗せてくれないだろーてことで断ったら
ちょっと寂しそうにしていた。



バスを待つ間、食べかけのトルティージャチップスを
6人でバリボリ食べながらたわいもない話をする。

「俺たちは何日も風呂に入ってないから汚いんだ」
「でも君たちの心はとってもピュアだ」
「ありがとう、でも風呂に入りたいな」
「これから海へ行けば綺麗になるさ」
「そうだね」

小一時間ほどでバスが来て我々は先にビーチへ向かった。
昨日、バスの中で知り合ったギル一押しのベンタニーヤだ。

バスで山を下ること3時間。
ポチュートラからタクシーでベンタニーヤへ。







おおおー!!!THEビーチ!!!!
朝は極寒のサンホセ、昼は常夏のビーチ。わけわからん!!!





ビーチは宿主のペドロの子供たちと我々のみ!
ほとんどプライベートビーチだ!!



夕飯はペドロが獲ってきた巨大な魚を料理してくれた。美味すぎ!!

人生初のリゾート体験にすっかり浮かれてしまいました。
オアハカ出発。

お世話になった「HOTELドン・アントニオ」の家族に挨拶。






「ここをあなた達の家だと思ってまたいらっしゃい」と言ってくれた。
ここはドロボー宿なんかじゃないよ。
安いし、サービスいいし、メイドさんは働き者やし、家族は親切やしいい事だらけだった。過去に何があったか知らんけどいいホテルだと思うよ。

昼過ぎの2等バスでサンホセへ。
サンホセ行きのバスの中で知り合った「ギル」に
「ビーチに行くならベンタニーヤという小さい村がオススメさ!
とても美しいんだ。そこにペドロって友達がいるから尋ねるといいよ!」
ってなことを熱弁するギル。そこまで言われたら行くしかないやろー!



その前に、サンホセね。

サンホセは山奥の村である。



そして名産は「きのこ」である。



いたる所にキノコのオブジェや看板があるハッピーでヒッピーな村だ。

宿を探し歩いて、安宿をみつける。2人で100ペソ。



その晩ちょっと道を尋ねたヒッピーの若者4人組と意気投合してしまった。
彼らお手製の「マゲイ」(サボテンの一種で、メスカルの原料)の甘露煮(?)のようなものをみんなでムシャムシャ食べながら、立ち話で盛り上がる。

彼らはまだ日本に忍者がいると思い込んでいるらしく
「忍者はもう日本にはいないんだ」というと・・・・
「なぜニンジャはいなくなったンダ!」
「ニンジャは何処にいったンダ!」
「ニンジャの仕事を教えてクレ!」

など、やたら忍者に喰いついてきたので
千葉真一っぽくカラテの型(のようなもの)をやると
「ウヒョー!!!!」と盛り上がり、
なぜかバッグからルチャ・リブレのマスクを取り出して
突然プロレスごっこが始まった(笑)。オモロいやつらだ!

「翌朝みんなで朝日を見ようぜ!」ってことになり
ガッチリ6人で円陣組んで握手して別れた。
酒と踊りが入り乱れ、夢の中にいるような狂乱の一夜が明け
近年稀に見る二日酔いに襲われた。
口を押さえてトイレに駆け込んでオエッ
スプライト飲んだ直後に炭酸入りのオエッ
出すもんなくなったらようやく昼過ぎに回復した。

昨夜、ホセの家から布団ごとホテルに運び込まれた奥さんと
再びホセの家へ。(もちろん布団を返しにね!)
ビールとお菓子を手土産に持っていった。

ホセの奥さんや、子供たちとしばらく談笑して
次男坊の「メモ」に明日旅立つことを告げると
ちょっといじけていた。可愛いやつめ。



メモは空手を習っており、日本に興味があるようで
「この子をあなたたちのバッグに入れて
日本に連れて行ってくれ~」なんて冗談を母親から言われ
またみんなで笑う。

帰りに特大のパンをお土産にもらった。

「今度はいつ来るんだ?」
「2,3年後・・・かな?」
「おーい!2年後だって!」
「ワーーーー!!!!」

いやいや・・・2年後は無理かもしれないが
いつかまた必ず訪れたいと思う。

メモと長女がタクシー乗り場まで見送りにきてくれた。
「マッチョになっていつか日本へおいで」と言ってお別れした。
翌朝、我々は世話になったホセファミリーに
焼きおにぎりと玉子焼きを作って教会へ向かった。

神聖な儀式の後、神父の祈りと共にホセのお墓まで
ロウソクを持ってゆっくり歩く。


お墓にロウソクを立て、祈りを捧げると
またもやメスカル!大騒ぎ。
どこまでも陽気で温かいファミリーだ。

次にホセの実家に移動してオアハカ名物料理と酒を振舞われ
みんなでワイワイと談笑する。





ホセのお母さんとコロナで一気飲み対決!!!見事勝利!!
しかし、お母さんはすでに4,5人と対決していた。。すげえ!



子供たちにポケモンのイラストをせがまれ描いてあげたり
一緒にTVゲームしたりして楽しく過ごしていると
「オイ!今からパレードが始まるぜ!!」とのこと。

ホホの住人たちによる仮装行列だ!







うおー!なんじゃこりゃー!楽しー!!!
パレードが進むにつれどんどん人数が膨らんでいき
時々立ち止まってはドンチャンドンチャン踊り、
次から次といろんな人からメスカルやビールを飲まされ
ぐんぐんテンションが上がっていく。すごい!


それはまるで夢の中にいるようだった。

観光客などほとんどいない。
ホホの住人が総出でものすごい密度のパレードを繰り広げる。



いったい何時間くらい町を歩き、どれだけ叫び、踊り、
酒を飲んだのだろうか。。
パレードの終盤あたりの記憶がなく、
気がつけばホセの家に戻っていた。

奥さんはすでにグロッキー状態。
ホセファミリーが用意してくれた布団ごと車に乗せ
ホテルまで送ってもらった。

ホテルに戻ってもまだ興奮は冷めず
酔いでぐるぐるまわり続ける頭の中は
幸せで溢れかえっていた。
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