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★★★オクムラユウスケLIVE情報!!!★★★9月25日(日)『ヨコチンロックフェスティバル2011』@福岡・VooDooLounge■■■11月4~5日『Anus30H』 @広島・mugen5610
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船内にはシャワーもあるし、手洗いで洗濯もできるが
水は茶色のアマゾン河の水である。
キレイにしてるんだか、汚してるんだかわからなくなるが
地元の人達はこの茶色水をゴクゴク飲んでいる。
フランス人のバックパッカーはこの茶色水を飲んだら
ひどくお腹を壊したと言っていた。
やはり体のつくりが違うのだろう。


食事は毎日3食付き。
食事が出来ると厨房のおっさんが鉄格子をお玉でガンガン叩く。
これが合図。
みんな一斉にハンモックから飛び降り、タッパや皿を持って一列に並ぶ。
割り込んでくるヤツには野次が飛ぶ。
まるで刑務所、もしくは被災地の炊き出しみたいな光景である。
でも、ご飯はなかなか美味しい。


船は途中の村々に停泊して、客を次々に乗せていく。
4日目に乗客の数がピークに達して、
トイレの前まで人間が溢れかえっていた。

停泊した村の女性たちが果物や焼き魚を持って物売りにやってくる。
一日の大半をハンモックで寝て過ごしているのでお腹は減らないが、
とにかく暑いのでフレッシュな果物が欲しくなる。
パパイヤやココナッツジュースで喉を潤す。


夕焼けに染まるアマゾン、無数の星と天の川が広がる夜空、、
不便さも退屈も暑さも全部ひっくるめて、なんだか楽しい。

広すぎる、大きすぎる、茶色い河はすべてを受け入れる包容力がある。
実際、ゴミや食べ残しも全部河に捨ててるしね(笑)。
いつでも「ノープロブレマ(問題ないよ)」って言ってくれてるようで
妙な安心感と心地良さに揺られながら、一日が終わるのでありました。

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どこまでも続く茶色の河。鬱蒼と生い茂る密林。
熱帯雨林の蒸し暑さと、陽射しの強さ。
テレビや映画でしか観たことなかった風景が目の前に広がる。


しかし、いつまでも変わり映えしない景色はすぐに見飽きてしまう。
あとは暇との戦いだ。

本を読んだり、音楽聴いたり、ギター弾いたり・・・
船内に日本人(アジア系)は我々2人だけらしく、
みんな珍しがって話しかけてくる。

「日本語を教えてクダサーイ」「ギターを弾いてクレー」など
みんな娯楽に飢えているのだろう。

2日目の夜、3階の甲板でライブをする羽目になった。
ペルー・ドイツ・イタリア・フランス・オーストラリア・・・国籍も肌の色も
バラバラの人達に囲まれて、2時間近く演奏した。
「ろくなもんじゃねぇ」「与作」「ラバンバ」「五番街のマリーへ」などなど。
自分の曲「大行脚」や「なまはげ」も歌ったらえらく盛り上がってしまい
収拾がつかなくなったので最後に「動物大図鑑」うたってシメた(笑)。

「与作」の♪ヘイへイホ~を無理矢理コール&レスポンスさせると
妙な一体感が生まれた。さすがサブちゃん。
『LET IT BE』なんかも歌ったが、これだけ様々な人種がいながら
誰も歌詞を知らず、各国の言葉でフニャフニャ適当にごまかしながら合唱し、
「レットイットビ~♪」の部分だけ高らかに歌ってたのがアホらしくて笑った。
リマからバスに揺らること24時間。
途中、労働者のストライキに巻き込まれ4時間遅れでプカルパに到着。
この町から船でウカヤリ河を渡り、
5日間かけてアマゾン河に面したイキトスへ向かう。


プカルパのバスターミナルからモトタクシーに乗って船着場へ。


3階建ての大きな船は1階が貨物用で2階、3階が乗客用となっており
2階が80ソル(2630円)、3階が160ソル(5260円)。
したがって、地元住民は値段の安い2階に集中する。
我々も地元住民に紛れて2階に泊まることにした。


船内には座席がないので乗客はハンモックを吊るして寝泊りする。
すでに船内はハンモックだらけ。寝る場所を確保するのもひと苦労だ。
ちなみにハンモックは自己負担。20ソル~35ソル程で買える。

さぁ、これから4泊5日の長い船旅だ・・・と思ったら
初日は出航せず、停泊する船内で就寝。翌朝ようやく出航したのだった。
ペルーの首都・リマに3泊した。

リマの中華街にて。


中華スープ+チャーハン+おかずのセットで7sol(230円)。
ちなみに写真はチャーハン+酢豚(のようなもの)
中華街にはたくさん中華系の飲食店が建ち並んでいるが
基本的にどこも同じ味&同じメニューだ。


リマといえばセビッチェが有名。
街の至る所に「セビッチェリア」という専門店が建ち並んでいるが
基本的にどこも同じ味&同じメニューだ。

そして!!!


奥さん曰く「最高の果物」と豪語するほどハマったのが「パカイ」。
一見、巨大なそら豆のようだが、中を開けると・・・


繊維状の繭?綿?のような真っ白な実がびっしり!!
口の中に入れると繊維がキュッとなめらかになって、
トロ~ンっと種からはがれ落ちる。これが実にミルキーで甘くて美味しい!
熟した柿の種のまわりだけを食べてるような食感と甘さ。
しかもお腹にやさしく、下痢にも効くそうだ。
奥さんは「リャマの毛の中にゴキブリみたいな種が入ってる」と
パカイを大好きなのに、まったく美味しくなさそうに表現してみせた。

さらに・・・

ついにリマでギターを購入した!!!
おっさん手作りのミニギター。音が狂いやすいのが気になるが
安かったので文句は言わん!これで新曲作ります。



リマで泊まった宿【HOTEL ESPANA】
住所/Jr.Azangaro 105(サンフランシスコ教会のすぐ近く)
ドミ・14ソル/シングル・28ソル/ダブル・40ソル
共同トイレ・HOTシャワー・wifi(23時まで)あり
3年前、新婚旅行で10日間ほどペルーを旅行した。
その時もクスコを訪れて、世界遺産のマチュピチュにも行った。

だから、クスコは2度目。
これまで訪れた南米の街とは違って
「あ~、懐かしいね~」って感じが逆に新鮮だった。


【土曜の泥棒市】
ほんとに盗品だらけ。日本語の名前が入ってるものまである。
どこまでも続く露店と(盗品だけに)バリエーション豊かな品揃えが面白い。
もちろん、手作りの土産物や、店の在庫品なんかもたくさんあるんだけど。



【チンチェーロの市】
セントロからバスで45分のチンチェーロという村の市。
しかし、実態は旅行者向けのありふれた民芸品市だった。
1時間もしないで帰ったけど、帰りのバスが異常なスピードで
崖っぷちの山道を激走!遠心力のみで急カーブを曲がろうとする
豪快すぎる運転技術に怒りが込み上げる!殺す気か!!



【中央市場の食堂】
とにかく安い!3ソル(100円)でお腹一杯食べられる。



バスターミナル付近で見かけたすし屋?板前は絶対ペルー人だ!!



そんなこんなで、クスコの町をぶらぶら歩けば
懐かしさと再発見がいろんな所に転がってて楽しかった。




【クスコの宿『Hostel Samanapata』】
住所)410 Resbalosa Street - Cusco
宿代)ドミ15ソル/ダブル30ソル 
共同HOTシャワー・トイレ/wifi/朝食付き
※35ソル(ダブル)の部屋はトイレ・シャワー・TV(NHK視聴可!)付き。
※アルマス広場から近く、清潔で宿の従業員も感じが良い。

いよいよペルーに入国する。目的地はペルーの古都・クスコ。

しかし、我々の買ったバスチケットは
南米でも悪名高いデサグアデーロ経由のチケットだった・・・
「デサグアデーロ」とはボリビアとペルーを結ぶ国境の町。
この国境の警察が完全に腐っているらしく
日本人ばかりを狙って金を巻き上げるという・・・

インターネットで調べてみたら、被害にあった日本人多数!
しかも、国家権力をフル活用した強引な手口・・・

完全にビビッって、荷物を厳重にチェックし直し、
2人で警察に捕まった時のシュミレーションまでして
準備万端、気合十分で眠ったはずなのに・・・・

翌朝、まさかの寝坊!!!

7:45に集合するように言われてたのに
起きたのが7:34だった・・・あぁ・・・・

慌ててバスターミナルへ急ぎ、なんとかバスに乗り込めた。

いよいよ、国境。

日本人だけで歩いてると警察に捕まりやすいらしく、
バスの隣に座っていたイスラエル人の2人組に
「一緒に国境を渡ってくれ」とお願いすると
快く「バモス!(行こうぜ!)」と言ってくれた。う~ん、心強い。


とりあえず記念写真・・・


週末ということもあり、国境付近はすごい混雑で
人込みに紛れるようにして国境を無事通過。

再度バスに乗り込んで、目指すはクスコ!
しかし、バスの中が臭い!!! 
それもそのはず、車内のトイレは水が流れないのだ。
そこへ、みんな次々とウンコするもんだから
ウンコ・オン・ウンコ!! ミルフィーユ状態・・・
そりゃ臭いに決まっとるがな!!

鼻の穴に指を差し込んで夜9時30分。ようやくクスコに到着。
奥さんは数日前の食あたりによる体調不良と、
国境越えの緊張感と、バスの異臭でヘロヘロ。

ホテルにチェックインした後、食堂を探す気力もなく
この旅行で初めて、マクドナルドを食べた。


う・・・うまい・・・マクドナルドの味だぁああ・・・
ラパスに12日間滞在した。

美味しいと思っていたボリビア料理も食べ続けると飽きてくる。
だって基本は、芋と鶏とトウモロコシだからね。

そんな夜、寝る前に「日本に帰ったら何が食べたいか?」と
奥さんと話してたら眠れなくなってしまった。

蕎麦、うどん、卵かけご飯、納豆、焼き鳥、秋刀魚の塩焼き
ソース焼きそば、白菜の漬物、とんこつラーメン・・・etc

やっぱり日本のご飯が一番美味しい。

日本はあんなに小さな島国なのに
全国各地にそれぞれ違った名産があり、文化がある。
こんな楽しい国だったのか・・・日本って。。
もうちょっと先だけど帰る日が楽しみになってきた。

まずは、東京で「富士そば」だ!


・・・それはさておき、ボリビア最後の日。


路上で働く「靴磨き屋」に靴でも磨いてもらおうとお願いした。
「靴磨き屋」の兄ちゃんたちは何故か皆、顔をニット帽で隠している。
ただのスタイル(制服みたいな)なのかな?と、思いきや
聞いた話によると、これは「恥ずかしい職業だから」だそうで、
同級生や知り合いに顔がバレないようにする為らしい。
なんだか切ないなぁ。

そんなちょっとした同情心が、仇となった・・・

靴を磨いてもらってる兄ちゃんに「いくら?」と尋ねると
「10ボリビアーノ!」と言い放った。
靴磨きの相場は1ボリビアーノである。10倍でふっかけてきた。
「高すぎる!」と言うと「じゃぁ、5ボリビアーノ」と、半額になった。

それでも高い。しかも、大事にしてた茶色のトレッキングシューズが
いい加減な靴磨きによって、赤紫色に変色してしまった。


最終的に3ボリビアーノだけ支払った。

普段なら絶対最初に値段を聞くのに
ちょっと気が抜けてたのか、後から値段を聞くという失敗をして
相手にスキを与えてしまった。油断禁物。

ここは日本ではない。ボリビアなのだ。


そんなボリビアで、最後にちょっと贅沢な晩餐。

食後、いらなくなった服や小物を路上で売りさばいて完売!




稼いだお金で名物「フルーツ盛り」を買った。
何回か足を運んで、顔馴染みになった店のおばちゃんが
大盛りサービスしてくれた。これでBs.5(65円)。安い!
数日前、食あたりで寝込んでしまった奥さんが
唯一、食べれたのもこの「フルーツ盛り」だった。
その時も、おばちゃんは好きな果物だけチョイスしてくれて
てんこ盛りサービスしてくれたのだった。

良くも悪くも人間味溢れるボリビア。楽しかった。


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