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★★★オクムラユウスケLIVE情報!!!★★★9月25日(日)『ヨコチンロックフェスティバル2011』@福岡・VooDooLounge■■■11月4~5日『Anus30H』 @広島・mugen5610
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2010.4.27

クスコ~リマ(所要20時間/167ソル)

一気にペルーの首都・リマまで北上した。
しかも、この旅行始まって以来のカマ!!!

ちなみにカマとは・・・長距離バスのグレードのことで、
一等バスは「カマ」、二等バスは「セミカマ」。
値段は2倍近く違い、座席のサイズ、トイレの清潔度など
バス会社によってその差はマチマチですが、
安全と快適を金で買うシステムとなっております。

前日にクスコのバスターミナルへチケットを買いに行くと
さっそく、ターミナル内で泥棒騒ぎがあった。
そんなこんなで、ペルーは盗難が多い国らしく、
今回の移動も南米屈指の盗難区間との噂がある
クスコ~ナスカ間を通過するので、迷わず「カマ」を選んだのだった。


初めて乗ったカマは、座席がフッカフカ~!社長の椅子みたいだ!
ご飯もうまいし、トイレの水がちゃんと流れるのが嬉しい。
(セミカマの場合、トイレがあっても使用禁止か、
オシッコだけならOKとか水が流れず便が溜まって
時間が経つほど臭くなる・・・など、ろくなもんじゃない)

車内で上映される映画がリチャードギア版「ハチ公物語」だったり
後部座席のイスラエル女が気持ち悪かったり、と多少の難点はあったが
かなり快適な移動でありました。
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5.15

2日前、おばあちゃんが亡くなったという知らせを聞いた。
こんなに早くお別れが来るなんて、思ってもなかったから
わけがわからなかった。
「なんで今、俺はコロンビアにいるんだろう」と思った。

お別れの言葉も言えなかったかわりに
記憶の中のおばあちゃんの事をできる限り思い出した。
春になると志賀島の山でつくし取りしたこと
海で釣ったカレイを美味しく煮付けにしてくれたこと
運動会にきてくれたこと、爆弾みたいなおはぎ、
にんにくがたくさん入ったカレーは子供の頃は刺激が強すぎた。

こんなに遠くにいるのに「ゆうちゃん、ゆうちゃん」って声が
すぐそこで聞こえてくるみたいだ。

先に天国へいったおじいちゃんとは本当に仲が良くて
夫婦のあり方を子供の頃から間近で見せてもらってたことに
改めて感謝しています。

日本に帰ったらもうおばあちゃんはいないと思うととても寂しい。

でも今頃、天国でおじいちゃんと一緒なんだろうな、と思うと
心の奥底がポッと暖かくなる。

さようなら。ありがとう。
3年前、新婚旅行で10日間ほどペルーを旅行した。
その時もクスコを訪れて、世界遺産のマチュピチュにも行った。

だから、クスコは2度目。
これまで訪れた南米の街とは違って
「あ~、懐かしいね~」って感じが逆に新鮮だった。


【土曜の泥棒市】
ほんとに盗品だらけ。日本語の名前が入ってるものまである。
どこまでも続く露店と(盗品だけに)バリエーション豊かな品揃えが面白い。
もちろん、手作りの土産物や、店の在庫品なんかもたくさんあるんだけど。



【チンチェーロの市】
セントロからバスで45分のチンチェーロという村の市。
しかし、実態は旅行者向けのありふれた民芸品市だった。
1時間もしないで帰ったけど、帰りのバスが異常なスピードで
崖っぷちの山道を激走!遠心力のみで急カーブを曲がろうとする
豪快すぎる運転技術に怒りが込み上げる!殺す気か!!



【中央市場の食堂】
とにかく安い!3ソル(100円)でお腹一杯食べられる。



バスターミナル付近で見かけたすし屋?板前は絶対ペルー人だ!!



そんなこんなで、クスコの町をぶらぶら歩けば
懐かしさと再発見がいろんな所に転がってて楽しかった。




【クスコの宿『Hostel Samanapata』】
住所)410 Resbalosa Street - Cusco
宿代)ドミ15ソル/ダブル30ソル 
共同HOTシャワー・トイレ/wifi/朝食付き
※35ソル(ダブル)の部屋はトイレ・シャワー・TV(NHK視聴可!)付き。
※アルマス広場から近く、清潔で宿の従業員も感じが良い。

いよいよペルーに入国する。目的地はペルーの古都・クスコ。

しかし、我々の買ったバスチケットは
南米でも悪名高いデサグアデーロ経由のチケットだった・・・
「デサグアデーロ」とはボリビアとペルーを結ぶ国境の町。
この国境の警察が完全に腐っているらしく
日本人ばかりを狙って金を巻き上げるという・・・

インターネットで調べてみたら、被害にあった日本人多数!
しかも、国家権力をフル活用した強引な手口・・・

完全にビビッって、荷物を厳重にチェックし直し、
2人で警察に捕まった時のシュミレーションまでして
準備万端、気合十分で眠ったはずなのに・・・・

翌朝、まさかの寝坊!!!

7:45に集合するように言われてたのに
起きたのが7:34だった・・・あぁ・・・・

慌ててバスターミナルへ急ぎ、なんとかバスに乗り込めた。

いよいよ、国境。

日本人だけで歩いてると警察に捕まりやすいらしく、
バスの隣に座っていたイスラエル人の2人組に
「一緒に国境を渡ってくれ」とお願いすると
快く「バモス!(行こうぜ!)」と言ってくれた。う~ん、心強い。


とりあえず記念写真・・・


週末ということもあり、国境付近はすごい混雑で
人込みに紛れるようにして国境を無事通過。

再度バスに乗り込んで、目指すはクスコ!
しかし、バスの中が臭い!!! 
それもそのはず、車内のトイレは水が流れないのだ。
そこへ、みんな次々とウンコするもんだから
ウンコ・オン・ウンコ!! ミルフィーユ状態・・・
そりゃ臭いに決まっとるがな!!

鼻の穴に指を差し込んで夜9時30分。ようやくクスコに到着。
奥さんは数日前の食あたりによる体調不良と、
国境越えの緊張感と、バスの異臭でヘロヘロ。

ホテルにチェックインした後、食堂を探す気力もなく
この旅行で初めて、マクドナルドを食べた。


う・・・うまい・・・マクドナルドの味だぁああ・・・
ラパスに12日間滞在した。

美味しいと思っていたボリビア料理も食べ続けると飽きてくる。
だって基本は、芋と鶏とトウモロコシだからね。

そんな夜、寝る前に「日本に帰ったら何が食べたいか?」と
奥さんと話してたら眠れなくなってしまった。

蕎麦、うどん、卵かけご飯、納豆、焼き鳥、秋刀魚の塩焼き
ソース焼きそば、白菜の漬物、とんこつラーメン・・・etc

やっぱり日本のご飯が一番美味しい。

日本はあんなに小さな島国なのに
全国各地にそれぞれ違った名産があり、文化がある。
こんな楽しい国だったのか・・・日本って。。
もうちょっと先だけど帰る日が楽しみになってきた。

まずは、東京で「富士そば」だ!


・・・それはさておき、ボリビア最後の日。


路上で働く「靴磨き屋」に靴でも磨いてもらおうとお願いした。
「靴磨き屋」の兄ちゃんたちは何故か皆、顔をニット帽で隠している。
ただのスタイル(制服みたいな)なのかな?と、思いきや
聞いた話によると、これは「恥ずかしい職業だから」だそうで、
同級生や知り合いに顔がバレないようにする為らしい。
なんだか切ないなぁ。

そんなちょっとした同情心が、仇となった・・・

靴を磨いてもらってる兄ちゃんに「いくら?」と尋ねると
「10ボリビアーノ!」と言い放った。
靴磨きの相場は1ボリビアーノである。10倍でふっかけてきた。
「高すぎる!」と言うと「じゃぁ、5ボリビアーノ」と、半額になった。

それでも高い。しかも、大事にしてた茶色のトレッキングシューズが
いい加減な靴磨きによって、赤紫色に変色してしまった。


最終的に3ボリビアーノだけ支払った。

普段なら絶対最初に値段を聞くのに
ちょっと気が抜けてたのか、後から値段を聞くという失敗をして
相手にスキを与えてしまった。油断禁物。

ここは日本ではない。ボリビアなのだ。


そんなボリビアで、最後にちょっと贅沢な晩餐。

食後、いらなくなった服や小物を路上で売りさばいて完売!




稼いだお金で名物「フルーツ盛り」を買った。
何回か足を運んで、顔馴染みになった店のおばちゃんが
大盛りサービスしてくれた。これでBs.5(65円)。安い!
数日前、食あたりで寝込んでしまった奥さんが
唯一、食べれたのもこの「フルーツ盛り」だった。
その時も、おばちゃんは好きな果物だけチョイスしてくれて
てんこ盛りサービスしてくれたのだった。

良くも悪くも人間味溢れるボリビア。楽しかった。



「エルアルトの市」に行く。
一日かかっても見きれないほどの古着が通りを埋め尽くす。
すごい賑わいだが、スリやひったくりも多い「エルアルトの市」。

一緒に買い物してたススム君が見事にお金をすられてしまった。
犯人はインディヘナのおばちゃん2人組。
財布のジッパーを開けて、金だけ抜き取る見事な手口。

被害額は少なかったが、落ち込むススム君と一緒に
これまたアンデスの先住民族・インディヘナのおばちゃん達が
プロレスをするラパスの裏名物「インディヘナ・プロレス」を観戦。


ちなみにインディヘナとは、こんな格好したおばちゃんたち。
可愛らしい格好してるけど、根性曲がった人もたくさんいます。



会場前は長蛇の列。

チケット代は・・・地元住民がBs.15
旅行者はBs.50(お土産+スナック&ジュース+トイレ2回券付き)


ボロボロの会場に寂れたリングが場末感たっぷりで、よい。

前半はグダグダの茶番劇。

しかし、3試合目でついにインディヘナアレスラー登場!


つ・・・強えぇ!!!
一気に盛り上がる会場!!
悪役レスラーには容赦なくポップコーンやペットボトルが投げられる。

いや~、なかなか面白いねぇ~・・・と思ってたら
肝心のセミファイナルとファイナルの試合はグッダグダの凡試合・・・

完全にテンションが下がる会場。
半分以上客が帰った頃、試合終了~。寂しー。


消化不良の胃もたれ感を抱えつつ会場を出ると、
ラパスの夜景が目の前に飛び込んできた。


遠くから見る風景はいつだって綺麗だけど
一歩、街に足を踏み入れるとぐちゃぐちゃでドロドロだ。
でも、そっちの方が楽しい。
臭いくらいの人の生活臭が好きだ。

英語が苦手である。

「ドゥ ユー スピーク イングリッシュ?」と聞かれると
途端に体が硬直して、脳みその動きが停止してしまうのである。

若い頃の勉強不足に加えて、「西洋人嫌い」が英語の理解力を
ストップさせているのだろう。

さらに・・・
中南米を旅行し始めて、ますます西洋人が嫌いになってしまった。 

共同キッチンの洗い物を汚れたまま放置してたり
灰皿代わりに宿のコップにタバコの灰を捨てたり
お土産物屋のおっちゃんに悪態ついてたり、
同じくお土産物屋のカウンターに座り込んで
店内でタバコを吸って床に灰を捨ててたり・・・

もちろん悪い人ばかりではない。
親切だったり、フレンドリーな西洋人もたくさんいる。
しかし、そういう悪いイメージが自分の中で確立してしまって
英語に対するコンプレックスと共に、
白人種全般に対する苦手意識が芽生えてしまったように思う。

世界の共通語である英語に対して、
日本でしか通用しない日本語は、言語の世界において
「弱い」ような気もする。
「弱い」ような気がするから、日本語しか話せない俺も
旅先において「弱い」気がしてくる。

しかし、日本語は「表現」において素晴らしい言語だと思うし
俺は日本語(母国語)が一番好きだと胸を張って言えるのだが・・・

やっぱり英語が話せたら便利だなぁと
思うことしばしば、であります。

ちなみに・・・

スペイン語は発音など気にせず棒読みでもある程度通じるので
日本人にも話しやすくて、親しみやすい言語だと思う。
まだまだうまく会話することもできないけど
学校で6年間も勉強した英語より
6ヶ月旅行しながらカタコト、カタコト話すスペイン語のほうが
"安心して”話せることを思うと、
俺はよほど英語が苦手(嫌い?)なのだろうと思うのであります。
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