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★★★オクムラユウスケLIVE情報!!!★★★9月25日(日)『ヨコチンロックフェスティバル2011』@福岡・VooDooLounge■■■11月4~5日『Anus30H』 @広島・mugen5610
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プエルトモンのちょっとおすすめしたいもの。


「zico」のサンダル。
発泡スチロール素材で驚くほどの軽さ&安っぽさ!
しかし履き心地は抜群!!
「zico」とはサッカーの神様・ジーコのことらしい。
でも何故か子供用は「zioo」。ジオ~。誰だ!?



「ミル・カオス」
ジャガイモの生地にチチャロン(豚の皮揚げ)を混ぜて
揚げたチリの庶民的パン。具は豚肉が入ってる。
生地の味はハッシュドポテトに似てるが、もっちりしてて
重量感たっぷりで、予想以上にうまい!!!



「オレオ」
チリもアルゼンチンも「オレオ」の品数が豊富。
バニラやチョコはもちろん
中でもデュルセ・デ・レーチェ味が最高!!
キャラメルクリームみたいな甘さでこっちの人のお菓子は
なんでもかんでもデュルセ・デ・レーチェが入ってるほど一般的。
変り種で「オレオ/メレンゲ味」なんてのもある。
オレオのイメージを根底から覆す膨張したメレンゲが新鮮。
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プエルトモンは新鮮な魚介類が豊富で安く食べれる港町だそうだ。

セントロから20分ほど歩いて「アンヘルモ」という魚市場へ行くと・・・


こんな感じで


こんだけ貝がつまって1パック1000チリ$(180円)だったり


生ウニが2000チリペソ(360円)だったり


運がよければアザラシ(?)なんかも見れたりして


もう宿では連日海鮮三昧である。
2日目からはウシュアイアで知り合ったジュンさんと合流して
さらに豪華ディナーを堪能してたのですが・・・
なんと、宿のオーナーのおばちゃんが大の魚嫌いでありました・・・
キッチンで料理してたら、目の前でお香を焚きはじめ、
じっと後ろから監視しているのである。

そんなおばちゃんの呪いにやられたのか、
3日目の夕食後、俺だけヒドイ食あたりになってしまい
深夜にオエ~オエ~吐き続け、ゲッソリ痩せて
翌日の「海鮮丼」を食べ損ね、一日中果物ばかり摂取しておりました。

結局、宿には4泊したけど、日増しにおばちゃんの態度が悪くなり
ケチくさい事も言い出したので予定を繰り上げ
ジュンさんと一緒にチロエ島へ行くことになった。


一つ気がかりなのはこの猫。
同じ宿で飼われているプードル犬に酷く苛められているらしく
顔は傷だらけで、しっぽの先は千切れかけていた。
みんなでこっそり、プードル犬を(軽く)蹴飛ばしたり(軽く)足踏んだり
(軽く)睨みつけたり(虐待じゃないよ。調教よ)してたけど
先行きが不安である。早く良い住処を見つけておくれ。

ちなみに泊まった宿の名前は『HEIDI』。
ロッテンマイヤーのようなおばちゃんに要注意!
「バリローチェ」へ来てみたけども・・・
バスターミナルからセントロまで30分以上歩いたけども・・・
宿も探してみたけども・・・

「なんだかね グッとこないよ バリローチェ」

「南米のスイス」なんて異名を持つらしいが・・・
宿は高いし、西洋人ばっかりだし、観光地化されすぎてるし・・・


もう見飽きた!!観光地!!!

バリローチェの滞在時間5時間!!

再びバスに乗って目指すはプエルトモン!!!

再度チリに入国。
それにしてもチリの入国審査はめんどくさい。
果物・肉類・乳製品・野菜・民芸品などの
他国からの持ち込みは禁止されている。

ところが、我々もにんにく、生姜、マーガリンなどを所持しており
素直に白状すれば、その場で捨てられるだけだが、
隠してたりすると・・・罰金もありうるという。

しかし、捨てられるのも口惜しいので
にんにくや生姜はトレーナーに包んでザックの奥深くへ。
マーガリンはインスタントコーヒーの空缶の中に隠した。

今までチリには2度入国しているが、
イミグレーションの場所によってチェックの厳しさは異なる。
これまでとは違い、かなり厳重にチェックする入国審査員。ドキドキ。
おばちゃんが捕まって、なにやら箱ごと没収されていった。可哀想に・・・
没収されたものは即・ゴミ箱へポイ!ひでぇ~・・・

我々の荷物は・・・無事セーフ!!
しかし、まったく意味のない制度やね。
食べ物を粗末にしとるだけやんか!もったいないお化けが出るぞ!

そんなこんなで夜7時。プエルトモンに到着。


プエルトモンは海鮮が豊富な港町である。

まずは宿探し。

客引きのおばちゃんにが「ひとり4000ペソでいいよー」というので
ついて行くと「キッチン使うなら5000ペソよ~」と言い出した。
だからって別に値段が高いわけではないが、
そういうちょっとしたズルい発言は好きじゃないという
奥さんの一喝によりお断りした。宿は信用が一番大事です。

日も暮れて、ようやく「ホテルパタゴニア」という宿に決めたが・・・。
キッチンは家族と共用で使いにくいし、トイレが一つしかないし、
なにより部屋が異様に狭い!窓もないから圧迫感があり
夜寝てたら怖い夢見て、幽体離脱(!?)を初体験!!
「目を覚ませー!」と思っても、ズルズル闇に吸い込まれて
気が付いたら自分の体から魂が離れてる(?)みたいな状況で・・・
必死で自分の体に戻った途端に目が覚めたんだけど
その後は怖くてほとんど眠れんかった。

翌朝、さっそく別の宿へ移動。

wifi、キッチン、宿代、部屋の雰囲気


そして、猫!!

条件は完璧・・・のはずだったのだが・・・

「ルート40」はパタゴニアの大自然を縦断する未舗装の道路である。
夏のシーズンだけ通行可能で、冬は凍結のため閉鎖されてしまう。


カラファテからバリローチェまで36時間。


窓から見える景色はひたすら大地と空だけ。


何時間、何十時間走っても大地と空だけ。

でも、不思議と見飽きないんだな~。大地と空。


たまにニャンドゥ走ってたりグアナコが群れてたり
野生の馬が一列になってトボトボ歩いてたりするけど
基本は大地と空。むき出しの地球って感じだ。

バスから降りて見た夜空は無数の星で埋め尽くされ
まさに「天の川」のような流星群の中で
いくつもの流れ星がゆっくり落ちていく。

首が痛くなるくらい夜空に釘付けだった。

ちなみに・・・昼間は、バス内の温度が33℃まで上昇。
夜は13℃まで下がる。(空調が壊れてるらしい)
道は未舗装のためガッタンガッタン揺れる。
それはそれで、パタゴニアを疑似体験してるようで
臨場感があっていいもんだ。


こんなバカデカイ世界を前にして
細かいことは気にするな~ってことやね。
プエルトナタレス~カラファテまでバスで6時間(片道11000チリ$)。
チリから再びアルゼンチンに入国。

カラファテの日本人宿は満室らしく、
セントロに近い安宿「HOTEL HUEMUL」に宿泊。
一泊30ペソ。まぁ、そんなもんだろう。


アルゼンチンへ来たらやっぱりステーキ!!!
あいかわらず安い!!美味い!!柔い!!

ところが・・・
翌朝、奥さんが体調不良を訴える。
どうやら昨夜のステーキに食あたりしてしまったらしい・・・
「もう、肉なんて見るのもイヤ!!!」と、
脱・肉宣言まで飛び出すほど苦しかったようで、一日中寝込んでた。

俺は俺で、宿のベッドに虫(ダニ?)がいたらしく
十数箇所も刺され、痛痒くてあまり眠れなかった。

別にフィッツロイを見に行くでもなく、
お目当ての日本人宿にも泊まれず、
交通が不便で、バス代も高いカラファテに
食あたりと虫刺されに来ただけじゃ気が済まん!!!!
ってことで、夏のシーズンしか運行してないという(冬場は凍結のため運休)
パタゴニアの大自然のど真ん中を突っ切る「ルート40」を走るバスで
バリローチェまで行くことにした。


結局、一泊の予定だった「HOTEL HUEMUL」にも3泊してしまったが、
なんだか居心地良くて楽しい宿だった。(虫さえいなければ・・・)
HOTシャワーは打たせ湯のごとき水圧で気持ち良く、
wifiもネットもフリーだし、キッチンあるし、
宿泊客はみんな親切で陽気な人ばっかりだし。


あまり上手じゃないけど、いろんな技を見せたがるジャグラー。


アルゼンチン人のおばちゃんからもらった「ニョッキ」は
びっくりするほど美味かった。
ミートソースといえば「マ・マー」しか知らない俺には衝撃的だった。

出発当日。
バスが夜8時発なんで、チェックアウトした後、
宿のロビーでインターネットしながら待たせてもらってたら
ウシュアイアで友達になった「ジュンさん」からメールがあり、
《カラファテのホテルに荷物を預けてるんだけど、
都合により受け取れなくなってしまった(泣)》とのこと。
時間もあるし、代わりにホテルを探して受け取りに行った。
ジュンさんとはプエルトモンで再会する約束をしていたので
まさにグッドタイミングである。


なんとなく長い付き合いになりそうな予感がしてたけど
やっぱりジュンさんとは何かと縁がありそうやね。

これでカラファテに来た甲斐もあったというもんだ。

何もない一日なんてない。意味のない日々なんてない。

「そういうことだったのかもしれないね~」って・・・
ただの"後付け”と言われればそれまでだが、
そうやって考えるのは悪くないと、おもう。

パイネ国立公園でのトレッキングで
日頃の運動不足を一気に解消した気分になって調子に乗りすぎた!!
なんと食欲が倍増!!!
男子高の運動部のごとき食欲。


やばい・・・ご飯が美味すぎる。

リバウンドを防ぐため、筋トレを開始。
意地でもいっぱいご飯は喰うぞ!こんちくしょう!!!

それはさておき・・・
プエルトナタレスの安宿「HOSPEDAJE ESTRELLITA DEL SUR」に
戻ってきて4泊した。《この宿について以前に書いた記事はこちら》
なんだかとっても居心地良くてね~。


哀愁漂うやさしい宿主のルーベンと
フラメンコの先生でパンクとゲームが大好きな甥っ子と
可愛い2人のお孫さんたちが、すごく親切にしてくれた。
とくに小学校2年生のビクトリアは
おもわず誘拐したくなるくらい可愛い。将来が楽しみである。


日本人旅行者向けのチラシまで作ってしまった。
このチラシがここを訪れた人達の手によって、
いろんな宿の情報ノートや壁に貼られることを願いつつ・・・

では、これからカラファテに行ってきます。

10日目。
AM4:00 トーレスの朝焼けを見るためには
1時間ほど真っ暗な山道を登らなければいけない。
しかし、肝心の夜道を照らすライトを買い忘れた。
手持ちのライトは10ワットもないようなショボさ。
仕方なくキャンプ用のガスストーブで照らしながら、
同じく朝焼けを見に行く人にシレっとついて行くことにした。

真っ暗闇の中、かなり険しい山道を登っていく。
巨石がゴロゴロしている展望台についた頃には
空がうっすら明るくなってきていた。



いよいよクライマックスだ。
頭の中ではうまそうなチキンの丸焼きがジュージュー煙を上げている。
早く食べたいなぁ。。。と考えているうちに空が赤く染まってきた。



パイネを代表する鋭利に研ぎ澄まされた3つの山「トーレス」が
異様な凄みを帯びながら赤く染まりだす。

・・・と、突然ポツポツ雨が降り出してきた。
霧も濃くなってきて、雨も本格的に降り出した。


もっと真っ赤に染まるはずだった「トーレス」はあきらめて、
雨に打たれながら下山することにした。

まぁ、それもよかろう。
朝焼けよりもここまで辿り着いた満足感で胸がいっぱいだ。

下山してる途中で雨が止んだ。ふと「トーレス」を振り返ると
なんと!綺麗な虹が半円を描いて見事に浮かんでいるではないか!


神様も粋なことをしなさる。

8:00にテントへ戻ってきた。
本当はこれから少し歩いて、あと1泊して帰るはずだったけど
もしかしたら、今日の14:30のバスに間に合うかもしれない!
と、急いでテントを片付け先を急いだ。

バス乗り場「hostelia torres」まで11㎞。
今の我々なら、行けない距離ではない。


達成感と満足感と帰れる喜びで、一度も休憩することなく歩き続け
3時間後にはバス乗り場に到着していた。



あぁ~、終わったぁぁぁ。


お世話になったピッケル代わりの棒をそっとお供え。

バスを待つ間、売店をのぞくとドアに「捜索願い」の貼り紙が・・・
パイネをトレッキング中に何らかの事故で行方不明になった日本人だった。
しかもわずか10日ほど前の出来事。。
確かに危ないなぁと思う場所はいくつもあった。
切り立った崖なのに手すりもないし、道案内はいい加減だし
こんな広大な大自然の中、遭難したって探しようもない。
過剰なほど安全対策に敏感な日本では考えられない野放し状態だ。
これからパイネへトレッキングする方はくれぐれも気を付けて下さい。


バスに揺られながらパイネでの10日間に別れを告げ、爆睡。

プエルトナタレスに帰ってきてまず向かった先は・・・
もちろんスーパーマーケット!!!
食材やらワインやらお菓子やらを衝動買いして、
再び『HOSPEDAJE ESTRELLITA』へ。
宿主のルーベンが握手で出迎えてくれた。


そして・・・念願のチキンの丸焼き!!!
中にはトマトとズッキーニがぎっしり詰まっております。
爆発する食欲!!!隣で見ていたルーベンも苦笑いするほど食べた。

とにかく終わった。

もう氷河もトレッキングも充分堪能した。
鏡を見ると加藤鷹みたいに真っ黒に日焼けしてて
ちょっと贅肉も削げ落ちてる気がした。

パイネでの10日間は大変だったけどすごくいい経験だったと思う。
有無を言わさぬ大自然を"ひたすら歩く”という単純明快な日々に
様々な感情が重なり、夫婦や家族や友人や自分、音楽や生活のことなど
大切なものがより鮮明に愛しく感じられた。

でも、もうトレッキングはこりごりです(笑)。
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