以前の日記で紹介したフェルナンドさん。
http://okumurayusuke.blog.shinobi.jp/Entry/27/
連絡がとれず「もう会えないのかなぁ」とあきらめかけていた時、ずっと前にメモしてたパソコンのメールアドレスが見つかった。しかし、3年前のメールアドレスなので無理かなぁ~と思いながらも「連絡ください!」と願いを込めて送信!!
しばらくして電話が鳴った。
「フェルナンドでーす!!!」
うおおおおー!!!!!本人だぁー!!!!
思わず携帯耳に押し付けたままピョンピョン飛び跳ねてしまいました。
お互いの近況を話すんだけど、なにから話していいのやら・・・
とにかくフェルナンドさんの声が懐かしくて、暖かくて、嬉しかった。
また会いましょう!
京都、行きまっせ~!!
骨に異常はない?と思うが、クシャミしたり咳したり爆笑したりすると痛い。
そんな折、足の小指の爪が靴下に引っかかって「痛たたたた!」と思ったら
爪が半分くらい剥がれかけてた。気持ち悪!!!
こんな微妙な怪我とか病気が続く時は要注意です。
こういう時に気を引き締めないと、でかい魔物に足元すくわれてしまいます。
とりあえず、近々インフルエンザの予防接種してこようかなーと。
今年3月頃、インフル発肺炎経由地獄行きで死にかけたからね。
入院中、意識が朦朧とする中で僕は幻覚を見た。
なぜか外人のおばちゃん達の行列が満面の笑顔で
僕に挨拶しながら通りすぎていくという幻覚を見たのだ。
完全に意味不明です。
とにかく、インフルなめたらイカンぞ!!!
そんな肺炎で入院してた時にLOFTのホームページで
連載(全4回)してたコラムはコチラ↓
http://shinjukuloft.com/blog/top/archives/200803/05-1235.php
ツアー3日目。本日は京都観光でございます。
1日乗り放題のバスチケットを買って、 昼ご飯を御園橋の中華のサカイで食べる。 京都に住んでる頃、 冷麺と天津飯をよく食べていた。 冷麺は相変わらず美味かったのだが… 天津飯が…味違う! なんかニンニク多い!っていうか ニンニクの匂いが鼻を強烈に刺激しすぎて味がよくわからん… これ、絶対に入れる量間違ってると思うんですが… 猛烈なニンニク臭を放ちながらバスに乗り込んで 出町柳のふたば餅を食べにいく。 京都へ来たならここの豆餅食わな損!ってくらい美味い! ホントに美味い…だのに… 定休日ですと!ヘコーッ
ふたば餅はあきらめて、好きだったパン屋に行ったら… またまた定休日ですと!ヘコーッ
しょうがないので進々堂でコーヒーでも飲もうと思ったら… 臨時の店休日ですと!ヘコーッ
もうどこでもいいわー!と適当な喫茶店に行ったら… しばらく休業しますだって!ヘココーッ もう笑うしかない…
そんなこんなで、ピタパン屋でバナナジュース飲みながら、 奥さんの京都の友人と三人で談笑した後、 昔住んでたアパートへ向かった。 アパートへ向かう途中の風景がどれも懐かしい。残念ながらアパートはすでに取り壊され、 新しいマンションが建設中であった。 四畳半のボロアパートが ワンルームマンションに生まれ変わるらしい。 せつないね。
アパートで知り合った友人フェルナンドさん (フェルナンドさんの詳細はこちらの日記で) の行方を聞き出すべく、不動産屋へ。 しかし、不動産屋も引っ越した後の消息はわからなかった…
すっかり日も暮れてそろそろ帰る時間。
京都では思い出深い場所にいくつか行ったが、 たった一年半でもずいぶん変わっていた。 だが、不思議と寂しさは感じなかった。 それでいいのだ。 僕が今暮らしている場所は京都ではないのだから。 それは、ちゃんと今を生きているということなのではないだろうか。
福岡に帰ってくると、 可愛い猫が二匹お出迎えしてくれた。
三時間ほど寝て、 職場へ向かった。
なんだか晴れやかな気分だった。
名古屋ツアー2日目。
ICHIさんのお宅に泊めてもらって、
11時頃まで寝てた。
ICHIさんはもう起きていた。
コーヒーとお菓子をご馳走になる。いい朝だ。
今日はICHIさんのガイドで名古屋観光である。うれしいなぁ。
古びた店内で老夫婦が切り盛りするカレーは、懐かし~い甘口カツカレー。
う・・・うまい!! なんだか美味い!!!
確かに昔、こんなカレーをよく食べてたなぁ・・・忘れてた味を強烈に思い出した。
サラダにフルーツがキレイに飾られているのも素敵です。
食後は、名古屋駅近辺にある駄菓子の卸問屋街を探索。
福岡にない駄菓子やおもちゃがたくさんあり、テンション上がる。
しかし!!ここでとんでもないことに気がついた。
財布に入れてたはずの1万円札がない!!!!!
おそらく何処かで落としたか・・・千円と間違って支払ったか・・・
一気にテンション下がる(泣笑)。
「まぁ、財布落とすよりマシ!!一万円、名古屋市に寄付じゃーい!!!」と無理矢理自分を慰めました。
それはさておき・・・
ICHIさん一押しのリサイクルビル
「キンブル」!!!
名古屋の人たちには有名なのかな?
ここ、すごいね!!
なんとビルの1階~4階まで全部リサイクル品で
しかもムチャクチャ安い!!!
洋服は一枚21円(笑)。一番高い服でも210円。
ついついアレコレ買いすぎて買い物カゴは山盛り。
でもお会計は690円~!!!安ー!!!
楽しいねー、名古屋。
一日中、
我々夫婦を
いろんなとこに案内してくれた
ICHIさんに感謝、感謝です。
おかげで名古屋がすっかり好きになりました。
ハイウェイバスに乗って京都へ。
昔の職場の友人たちと、これまた馴染みの居酒屋「上海バンド」で飲む。
京都に住んでた頃、よく飲みに行った思い出深い飲み屋なんだけど・・・
なんだか店の雰囲気がちょっと変わってた。
ちょっとしたことなんだけど、そのちょっとしたことが大事だったのに・・・。残念。
ツアー2日目はここまで。
最終日は京都観光でございます。
名古屋ツアー1日目。
今回はライブ一本のみで、あとは夫婦で観光旅行という珍しく贅沢なスケジュールであります。
夜行バスで福岡~京都まで9時間。京都~名古屋まで電車で2時間。着いた頃には2人ともすでにヘトヘトだったが、スクラッチくじを4枚買ったうちの3枚が当たるというミラクルにより4200円をゲット!!急にテンション上がる。
その後、奥さんとは別行動で、僕はカラオケ屋にてリハーサルの時間まで練習。
数日前から喉の調子が悪く、声がかすれてしまってたので、いつもより控え目に歌ったつもりだったが、それでも練習後は声がうまく出せず「やばいな~」と不安がよぎる。
今夜の会場、KDハポンに到着。
気持ち良くリハを終え、まずまずの手応え。
PAさんに音をおまかせできるのはとても心強い。
本番までの間、あまりの緊張と不安により水ばかり飲んでたら、尿意が止まらなくなり20回以上オシッコした。最後は透明な水しか出なかった(泣)。
19:00開演。
突然の雨にも関わらず、お越しいただいたお客さんの中に、去年初めてKDハポンでライブした時に来てくれてた方々の姿もチラホラ見られ、うれしかった。
オープニングは松石ゲルさんによるモンド映像上映。
ツボをつく…というか刺すような映像小ネタの数々。見せ方やコメントのタイミングも抜群で面白かった。『太陽を盗んだ男』は何度も観ましたが、菅原文太の鬼気迫る怪演は映画史に残らない名シーンです(笑)。
続いてICHIさんがハーモニカ吹きながら竹馬に乗って登場~!
最近つけ髭に凝っているというだけあって、立派なつけ髭(手作り!)で、ますますどこの国の人だかわからなくなってるICHIさん。
お手製の楽器から繰り出されるワールドミュージックは唯一無二の異世界へと連れ去ってくれる。アイデアと遊び心と才能がパンパンに詰め込まれた演奏は笑顔抜きでは見れません。本番前で、あんなに緊張していた僕でさえも心底楽しませてくれた。ICHIさんは、タイプライターも人参も卓球も紙くずも全て楽器に変えてしまう。まるでサーカスを観てるようだった。しかし、ただ楽しいだけのショーじゃない。そこにパンクでハードコアな一面が随所に見え隠れするからICHIさんのステージは素敵なのだ。ICHIさんが何故ボクを名古屋に呼んでくれたのかも納得がいくのであります。
個人的に“パンが焼ける間の曲”が大好きです。今日もこんがり2枚焼けてました(笑)。あとパ行の歌も好き。ほんと、世界中で愛される音楽だと思います。
さて、再び松石ゲルさんのモンド映像が上映される。
NHKのど自慢大会の名珍場面集。 お!? 実兄・BOGEYとネタのチョイスが似てると思ったら、ゲルさんも名古屋でかなり精力的にマルチな活動をされてるようでガッテン!!!ガッテン!!!と納得。(松石ゲル氏の多彩な活動はコチラで!! http://ameblo.jp/the-syrup/)余談ですが、ゲルさんはパニックスマイルの吉田肇さんの従弟にあたるらしく、血は争えぬものですね。
そして
オクムラユウスケ。
ぼくです。
ICHIさんを真似して、ハーモニカ吹きながら登場してみました。
ただし竹馬ではなく四つん這いで。
ICHIさんのファンの方に不快感を与えるのではないかと思ったら、暖かい拍手で迎え入れていただきました。よかった・・・
≪演奏曲≫
1.大行脚
2.8月のキャミソール
3.コートジボアールの女
4.ねじれ節 (新曲)
5.メルボルン特急
6.忘れないで
7.動物大図鑑
8.鬼畜
9.SOS UFO
直前まで声がうまく出ず、かすれ声だったのに、本番が始まると嘘みたいに歌えた。おそらくドーパミンやらアドレナリンやらが大量放出したのであろう。
新曲「ねじれ節」もなかなか手応えあり、ホッと一安心。安心しすぎて「メルボルン特急」で歌詞を間違えてしまった・・・ラストの「鬼畜」は近年稀に見る丁寧な演奏を心がけ(笑)歌いきりました。「鬼畜」は、ちょっとでも雑に演奏しちゃうとグチャグチャになるんです。音も気持ちも。
そして、まさかのアンコール!!!
今回は歌うのやめておこうと思ったのですが、感謝の意を込めてやっぱり「SOS UFO」を歌ってしまいました。
終演後、たくさんのお客さんに声をかけていただき、CDやDVDも買ってくれて、ほんと嬉しい限りでございます。
またいつの日か、必ず戻ってまいります。ありがとうございました。
打ち上げは「南風食堂」という居酒屋で、たまたま居合わせたお客さんと「里見八犬伝」の話題で盛り上がったりして・・・
その後、ICHIさんオススメの銭湯へ行って一日の疲れをキレイさっぱり洗い流し、浴後にアイス食べながら銭湯のおっちゃんの昔話を聞いた。最後は娘の彼氏の話にまで及び、オモロかった。
そして、ICHIさんの家に泊めてもらった。
缶ビールで乾杯。
それにしてもICHIさんの家、すごい。「アフリカ」とい名の部屋?地帯?が斬新で素敵だった。なんだか壁のシミや剥がれた床も全てが必然で、そうあるべきもののように感じた。
ここであの曲が生まれるのか・・・と。
ICHIさんの世界そのもののようで・・・
居心地が良すぎます。2匹の猫も可愛いし。
こうして、名古屋ツアー1日目が終った。
まぁ、2日目からはただの観光なんですが(笑)。
通称フェルナンドさん。
本名は水谷セージ。
ジョニーデップ似のナイスガイである。
フェルナンドさんは同じアパートの住人で、僕を見るなり突然英語で話しかけてきた。「ぼ・・・ぼく日本人っすよ」というと「なーんだそうなんだぁ!」と、初対面とは思えぬフレンドリーな笑顔で「僕の部屋においでよぉ!」と言ってくれた。
言われるがまま部屋にお邪魔してフェルナンドさんと談笑しているうちに意気投合して、それからはよくお互いの部屋を行き来して遊ぶ仲になった。
フェルナンドさんはとても面白い人だった。
7カ国語を自在に話し、教会でパイプオルガン弾く仕事してるのに、へヴィメタルギターがめちゃくちゃ上手で、何故か太極拳も使いこなす。すごく味のある素敵なマンガも描いてて、特にネコの絵が抜群に可愛かった。
そして、なにより瞳が信じられないほどキラキラ輝いていた。
僕より5歳も年上なのに子供のように純真な人だった。
その頃のぼくは人生で最もどん底の時期で、そんな僕をフェルナンドさんは救ってくれたように思う。
四畳半の部屋の中で七輪を焚いて、モウモウと煙が立ち込める中でネギ焼いて食べたり(危ねー)、アパートの屋上で太極拳教えてもらったり、二人で3時間もカラオケで熱唱したり(フェルナンドさんがへヴィメタ声で聖飢魔Ⅱの「蝋人形の館」を完コピして歌ったのが衝撃的だった)、英語や数学も面白おかしく教えてもらった。時には真面目に愛や宗教や音楽や思想とかお互いの過去や境遇やこれからの未来について熱ーく語り合った。
僕の3rdアルバム「メルボルン特急」ではエレキギターで参加してもらい、奇跡の一発OKで素晴らしい演奏をしてくれたりもした。
ある日、ベッドから落ちて頭を怪我したフェルナンドさんがよもぎをセロテープでおでこに貼り付けていたのには腹抱えて笑った。自家製のホウサン団子でゴキブリを撃退したり、パンツ一枚で近所を歩いてたら警察に怪しまれて殺人事件の犯人と間違われて事情聴取されたり・・・(笑)
とにかく変わり者で、まぎれもない天才だった。
そんなフェルナンドさんが突然「ユウスケ、俺、土地を買って家を建てて世捨て人になるよ」と言い出した。翌年にアパートの取り壊しが決まっていた為だろう。
僕も京都を離れて福岡に戻る準備をしていた。
そして去年の3月、フェルナンドさんとお別れした。
最後にフェルナンドさんは「ユウスケ、もし日本が戦争になったら僕のところにおいで。僕と一緒なら絶対助かるから」と言って、新しい住所を書いたメモをくれた。こんな台詞もフェルナンドさんが言うと不思議と違和感なくとても暖かい言葉として胸に響いた。
やがて月日が流れ、先日フェルナンドさんにお手紙を書いた。
今度の名古屋ライブツアーのついでに京都を観光しようと思ったからだ。
≪とにかく会いたいので連絡ください。≫と手紙に書いた。
そして、昨日、住所不明で手紙が返信されてきた。
連絡の手段が途切れてしまった。
会おうと思えばいつでも会えると思っていたのに、急に目の前をデッカイ扉でふさがれてしまったみたいだ。
寂しい気持ちがドドーッと襲ってきた。
もし、このブログを見ていたら連絡下さい。
そして、フェルナンドさんを知ってる!という人がいれば教えてください。
obobononioi@hotmail.co.jp