朝食は出雲名物「出雲そば」である。
「献上そば 羽根屋」という老舗の蕎麦屋に10時過ぎに到着。
開店は11時からだというのに「二人だったら大丈夫ですよ」と、
開店前に蕎麦を食べさせてもらった。
こういう融通の利き方が老舗の懐の深さなのでしょうか。
僕は「三色割子そば」、奥さんは「特製石臼引きざる蕎麦」を注文。
三色割子そばは、各種三段重ねの蕎麦を一皿食べるごとに次の皿につゆを混ぜていき、最後はいろんな味がブレンドされたうま~い蕎麦が出来上がるという、出雲そば独特の食べ方をする蕎麦である。確かにうまい!しかし、奥さんが注文した「特製石臼引きザル蕎麦」は麺自体がグレードアップしており、めちゃくちゃうまかった。蕎麦好きなら、こちらがお薦めかも。
出雲蕎麦を堪能した後は、定番コース「出雲大社」へ。
しかし、肝心の本殿は修復中のため閉鎖。(平成25年に完成予定)
有名な日本一の大しめ縄は拝見できず・・・残念。
ホントはこのまま島根県の世界遺産「石見銀山」へ行こうと思ってたんだけど
昨日、宍道湖を見逃してしまったので、ちょっと戻って松江に行くことに決定!
その道中、日御岬へ寄り道。
しかし!
この日御岬が最高にサイコーだった!!!
店先で試食させてもらったキスの網焼きが食べたことないくらい美味かった!!!
世界の灯台100選にも選ばれているという日御碕灯台は確かに美しく、らせん階段をヒィヒィ言いながら登った灯台頂上からの見晴らしは絶景でありました。
すぐそこでウミヤマネコの群れが飛んでるし、
日本海に突き出した岩は不思議な模様をしてて、まるで隕石みたいだ。
そして、食堂で食べた日本海丼&カレイの姿揚げが、これまた絶品。
カレイなんて、外側はサックサクで中身は綿菓子みたいにふわっふわ。
感無量です!!
次、来る時はここに一泊しようと心に決めるほど素晴らしかった。
この日御碕は旅本にもまったく載ってませんでした。
ね、そういうこと!旅本はあくまで参考であって、
偶然や出会いや五感を大切に旅行した方が楽しいと思う。
日も暮れかけていい感じ。
ベストキッド世代には
絶好のロケーションです。
温泉入って、島根県へ突入したところでこの日は終了。
日本中のコンビニ駐車場はもはや我々の寝床である。
2月13日(金)
鳥取市街のコンビ二駐車場に車を停めて一夜を明かし・・・
やってきました鳥取砂丘!!!!
想像以上に砂漠!!!!
そして猛烈な強風!!!!
砂丘の頂上まで登るのも大変だったけど、
頂上はさらに凄まじい風が吹き荒れ、ビシビシ砂が顔面をシバく!!!
痛い!!!けど楽しい!!!痛い!!!楽しい!!!!痛楽しい!!!!
風が強すぎて崖下に飛ばされそうになるのを踏ん張って、
ウオー!!!!と叫べば、ほら大地の子。野生に還るね!
まさに自然の驚異!!!砂丘の嵐!!!
それもそのはず、後で知ったんだけどこの日はちょうど春一番が到来して
飛行機も空港に着陸出来ないほどの強風が吹き荒れていたんだそうな(笑)。
まさか、春一番を鳥取砂丘で体感するとは・・・
そんな偶然も旅の醍醐味。
鳥取砂丘を満喫した後、米子~境港をめざして車を走らせた。
途中『花嫁センター』というリサイクルショップに立ち寄る。
掘り出し物をいくつか見つけて買っていると、
店主の老夫婦が「この靴ええで」「このズボンもええよー」と
あれやこれや目に付いたものをとりあえず売りつけようとしてくるので
愛想笑いで丁重にお断りしながらも、結構買ってしまった。
電動あんま座椅子(!?)やブーツ用のバッグ(折りたたみ式)なども購入。
「花嫁センター」というぐらいだから以前は花嫁道具などを売っていたのだろう。
しかし、不景気による経営の悪化でやむなくリサイクルショップに切り替え
在庫や家の倉庫の必要ないモンまで全部売ってしまおうとしているのだろうけど
店内は広いのに驚くほど商品が少ない。
7800円の布団が超特価800円!!!って・・・布団シミだらけやん(笑)
店主の老夫婦から漂う哀愁も、どことなくつげ義春の漫画の世界に似ており、
これはこれで旅情をかきたててくれます。リアリズムの宿的な・・・ね。
さて、ずいぶん道草してようやくたどり着いた境港。
ちょっと贅沢して食べた『日本海丼』がイマイチ!!!!
旅本の情報を鵜呑みにしてしまった自分の浅はかさを呪う前に
こんなもんで“日本海”の称号付けんなー!!!と「市場食堂」に文句言っとこう。
旅本はあくまで補足である。
実際に歩いて、目で見て、感じないと本当に良いものには出会えません。
教訓ですね~。
えー、境港といえば、水木しげるの生まれ故郷でございます。
鬼太郎まみれの商店街『水木しげるロード』はまさに妖怪天国でした。
もちろん水木しげる記念館も見応え充分でしたが、
ここまで水木しげる一色だと逆に本人は帰りづらいんじゃないかと
余計な心配をしてしまうのでありました。
松江の玉造温泉で汗を流し、出雲に移動。
またもやコンビ二駐車場で車中泊。
だんだん寝心地が良くなってきた。
まだまだ続くよ。
フェルナンドさんの結婚式に出席するため夫婦で神戸へ向かった。
僕は一応、運転免許を持ってるけど肝心な運転技術がゼロなんで
運転はすべて奥さんに任せてあります。
2月11日(水)
運転技術もなければ地図もろくに見れない僕のナビゲーションにより、
何度も道に迷いながらも、ギリギリ結婚式に間に合った。
久しぶりに再会したフェルナンドさん。
相変わらずキラキラした目をしておりました。
綺麗な教会にて素敵な結婚式でした。
式後は、神戸のIKEAで買い物。
広すぎる店内を歩き回り、
ヘトヘトになりながらも大量の日用品やらなんやらかんやらで
買い物カートは山盛りでございます。散財、バンザ~イ!!!
これがIKEAの醍醐味。
夜10時過ぎまでやってる飲食店が少なく、
空腹のまま美味しそうな店を探し回り
もうマクドナルドでもいいや!って思った矢先に
一軒のお好み焼屋がありまして
店内に入ってみると店主のおっちゃんが「のうしんとう」のベースの人にそっくり!!!
しかも焼きそばやスジネギ焼きが激ウマい!!!
白ご飯を注文したら、サービスで卵チャーハンにしてくれた。
あんまり美味しいのでお好み焼を追加注文。
豚の脂身をから揚げにした具がトッピングされた
「かす焼き」が最高に美味しかった。
こういう予想もしない店で想像以上の食べ物に出会うと
無条件にテンション上がります。
神戸に来たら絶対また行きたい店です。たかや。
2月12日(木)
宿代節約のため、車中泊。
翌朝、明石にて明石焼きを食べる。うまい!
そのわずか1時間後、
奥さんが大学時代よく食べてたというもんじゃ焼き屋を発見!
当然もんじゃ焼きも食べて、かなり満腹。
そして、我々は鳥取へ向かった。
これから日本海側を車でゆっくり観光しながら福岡へ帰るのであります。
2泊3日の予定が結局5泊6日の旅行になってしまったのですが・・・
詳細はまた後日。
今夜、出発します。
フェルナンドさんの結婚式に出席するのであります。
フェルンナンドさんに関する記事はコチラ。
神戸に行くのは初めてです。
以前、電車を寝過ごして新神戸駅まで行ってしまったことはありますが・・・。
結婚式ではフェルナンドさん自身が作曲した『のの子に歌う』の
パイプオルガンとバイオリンによる生演奏などもあるそうです。
楽しみです。
では、行ってきます。
久しぶりのライブがまもなくです!!!
2009年一発目!!
各地からフォークな奴等が集うイベントがコレ!!!
長い一日になりそうだぜ~。
2/21(日)
『ヨコチンフォークジャンボリー'08』
会場)VooDooLounge
開場/開演)14:30/15:00 料金)\2000(\2500)+1drink order
出演)三沢洋紀とゆふいんの森(大分)/ムーン♀ママ(東美根子aka.あふりらんぽピカチュウギター弾き語り)(大阪)/BAO BAB(大分)/植木遊人(東京)/ミラーボールズ(名古屋)/BOGEY & THE SOUND OF MUSIC/倉地久美夫/コヤナギシンジ/オクムラユウスケ/noumi yoshie band/ポカムス/田代裕之(GGモッサイ雀)/かりゆし/if MASACA/やないけい/ボギー/林田恭孝(GINZA LIGHTS)/INN JAPAN/安増裕章/八洲
そして!!!
久しぶりにのうしんとうのICHIさん来福!!!!
昨年は名古屋でツーマンライブしましたが、
今年は福岡で共演します。うひょー!!!
まだICHIさんのライブを観た事ない人は絶対必見です。
この日は八洲も一緒やね!面白そうね!!
3/4(水)
『ラウンジサウンズ』
会場)VooDooLounge
時間)open 19:00 start 19:30
料金)1500円+1drink order
出演)ICHI(名古屋/a.k.a.のうしんとう)/オクムラユウスケ/八洲/YUJIMANCHANG/Sequence of Domination/他
司会とDJ)ボギー
『チェ~39歳別れの手紙~』
・・・を観てきました。
前作はキューバ革命に成功するまでの
ある意味サクセスストーリーだったが
今作はキューバ革命後ゲバラはボリビアに潜入。
再び革命を起こそうとするが敗走に次ぐ敗走の末、
処刑されてしまうという救われない内容である。
しかし、惨めさや情けなさは微塵も感じなかった。
むしろ圧倒的な“力強さ”が残った。
作品自体は極めてストイックで、
「かつてこんな男が存在した」という事実だけを伝えているように感じた。
ヘタな演出や、ド派手なBGMとか、“泣き”のエピソードなど必要ない。
だから押し付けがましいメッセージもない。
ただ、映画鑑賞後は確実に何かを感じ、考えた。
それほどチェ・ゲバラという人は魅力的で壮絶な生き様だったということだろう。
最後、エンディングソングも何もない無音のエンドロールが延々と続く。
物音ひとつしない映画館の中で
ただスクリーンに流れるエンドロールをぼんやり眺めていた。
まるで、志半ばで死んでいったチェ・ゲバラに黙とうをしているようだった。
最後まで無駄な肉をそぎ落とした体脂肪率0%の、骨太な映画でありました。
最近、お菓子の食べ過ぎで太り気味の我が身をこれほど呪った夜はありません。
実際、映画鑑賞中もチップスターをパリパリ食べてたしね。
もっとそぎ落としたいです。贅肉だけじゃなく・・・
≪写真≫ゲバラっぽく撮ってみましたが、ただの顔が濃い人でした。
本日は開店1周年。
そして、最終日。
知ってか知らずか
わんさか子供たちが集まって
なんだかお祭りみたいでした。
仕事を中断して
朝青龍VS白鳳を観戦中。
白熱する大人たちに
付き合わされる子供たち。
一周年と
おつかれさまと
朝青龍の優勝を祝って
最後まで残ってた
常連さんたちと
ささちケーキを
みんなで食べた。
手作りのカードを
もらった。
折り紙箱の中には
お餅が入ってた。
うれしいねぇ。泣かせるぜ。
ほんとうに楽しい1年でした。
貴重な経験です。
あ、お店はこれからも続いていきますよ。
小笹の子たちよ、安心してお眠りなさい。
詳しくはホームページをみてね。
http://opopo.web.fc2.com/index.html.htm
ではでは、おつかれさまでした~。