ルチャ･リブレる。

ペンションアミーゴの管理人さんに誘われ、宿の中庭でＢＢＱ。
総勢十数人で７㎏もの肉を喰い尽くした。



昼間からビール飲んだせいか、強烈な眠気に襲われ夜７時就寝。

我々が眠っている間に、サッカーのメキシコ代表がワールドカップ出場を賭けた試合に勝利して街は大騒ぎだったらしい。

翌朝８時に目が覚めて、外へ出ると目の前の道路が歩行者天国になってて
近所のでっかい公園はメキシコの勝利を喜ぶ人で埋め尽くされていた。



しかし、サッカーよりも･･･今夜はルチャ･リブレですよ！
メキシコを代表するスポーツがプロレスっていうのも素晴らしい。
毎日どこかの会場でプロレスのイベントが開催されているほど、
メキシコ人はプロレスが大好きなようだ。

寝坊したり会場間違ったりしたけど、
なんとか開演直前ギリギリセーフ。



通常「アレナメヒコ」のアリーナ席は100ペソ程なのだが
なんと今夜はたったの５０ペソ(３７０円)！お得！

自分たちの席がわからずウロウロしてたら
親切なおじさんが案内してくれた。
･･･と思いきや、「チップおくれ」だって！先に言えよ！

会場を見渡すと、客層はまさに老若男女。
マスク被った子供もたくさんいる。
メキシコプロレスは家族全員で楽しむスポーツなのだ。

そうこうしてる間にジャジャーン!!!とハードロックが
会場に響き渡りレスラーが次々と登場!!!かっちょええ～!!!



メキシコのプロレスは正義と悪がはっきり分かれており、
プロレス初心者でも十分楽しめる勧善懲悪エンターテイメントである。
中でも第３試合に登場した小人レスラー「マスカリータ・ドラダ」の活躍は圧巻だった。
小さい体で大技を次々と繰り出し、自分より３倍はあるレスラーをなぎ倒し、最後はレフェリーまですっ飛ばして、見事勝利!!!会場大興奮!!!
我々も立ち上がって拍手喝采!!!
日本ではもはやタブーに近い小人レスラーも
メキシコじゃヒーローなんですね～。
そのほかにも頭に＂６６６”って書いた「ダミアン６６６」や、ステロイドで全身が異常な筋肉の塊と化した化け物「ストロングマン」や、日本人の「オクムラ」という同じ名前の悪役レスラーなどおもろいレスラーが次々に登場してあっという間に２時間のショーは幕を閉じた。

会場を出ると露店がズラーっと並んでおり、
マスクやキーホルダーやTシャツをわんさか売っていた。
これは買わずにゃおれん!!と思わずマスクを購入。

宿に戻ってこっそりマスクをかぶると、
なんだかちょっと強くなった気がした。